Euro & Latin Jazz , Bossa and Soul Positive music Archives

      

Barney Kessel  [Guitarra]
アメリカのモダンジャズの白人ギタリストです。1969年にイタリアで録音したジャズサンバの傑作です。カラッとしたサウンドで洒落た感じのテイストに仕上がっています。いい具合のオルガンも混じり合い軽快なアップテンポが心地よいです。
Ornella Vanoni   [L’Appuntamento]
死ぬ間際に流されたら、人生の全てを映画のエンディングのように肯定してあの世にいけそうな曲です。1935年ミラノ生まれのイタリアの大御所歌手です。残念ながら今の日本では感じる事が難しい粋とロマンが詰まったテイストです。もしくは恋焦がれる時期には最高の曲かもしれません。
The Mike Westbrook Concert Band    [Mike Westbrook’s Love Songs]
英国ジャズを代表するコンポーザー、ピアニスト、バンドリーダーのマイク・ウェストブルックです。ヨーロッパらしい哀愁溢れるメロディでロックに近いリズム形態です。高揚感溢れる旋律に縦横無尽なサックス。分厚いブラスセクションとギターのカッティングの絶妙感。これだけの数の楽器で上手に音のウェーブを作り上げていく構成力はすばらしいです。
Paul Weiner   [SPIRALE]
ルーマニアのピアノトリオです。フルートが入ったゆったりとした曲ですが極上のエレガンスなピアノタッチです。スッと心に染みいるメロディのCautari。1976年リリースです。
ELIS REGINA    [UM DIA (20 de Julho 1979) ]タメをきかせて跳ねるベースリフ。直感的なモタつきを持たせグルーブするドラム。抑揚するピアノ。そしてプリミティブに歌い上げ、時に語りかけるように歌うエリスレジーナのヴォーカル。それぞれの楽器が一つのウネリとなるライブ録音ならではの音の厚みが感じられるアルバムです。感情炸裂ぎみな感はありますが、Amor até o fimを歌っている時にはレジーナは完全にトランス状態に入り、見ているとこみ上げるものがあります。良質な音楽は聞き易い、技術が上手いといった事ではなく、そこに執念やドロドロしたものがあってはじめて引き込まれるものです。ブラジルのMPBを代表する歌手の残した82年スイスモントルーフェスティバルでの録音。
Bobo Stenson Trio   [SERENITY]
ECMレーベルからスウェーデンの名ピアニスト、ボボ・ステンソンのトリオです。ジャズっぽくないサウンドですが、ピアノやベースの若干の不協和音ともたつかせたリズムのズレが生み出す空間が何とも言えない贅沢なサウンドになっています。まるでフィーリングセッションをしているかのように演奏し、徐々に昇華してゆく北欧らしい空気感と透明感が漂う演奏です。
Tomasz Stanko Quartet  live at Jazz Baltica 2005 
ポーランドのトマシュ・スタンコ・カルテットです。Jazz Baltica 2005のライブ映像です。ストイックかつ独創的な演奏で、スタンコのトランペットは時々マイルスを彷彿とさせる吹き方で男らしいクールな世界観を打ち出しています。各楽器も切磋琢磨してぶつかり合い絡み合ったところにまるでコラージュされた疾走感やプリミティブ感があり、ストーリー性をも表現しています。アルバムでは表現されないライブならではの生々しさや汗臭さがあります。 全編通してすばらしい演奏内容となっています。
Walter Strerath   [Trio Quartet Quintet]
ドイツのマイナーレーベルからヴァルター・シュトラートのピアノ・トリオ、クインテットです。曲構成もダイナミックでいてスリリングでアルバムを通して聴くことのできる数少ない正統派モーダルジャズです。New Gospelではクールなトランペットとベースソロが動と静のメリハリで端麗かつ力強いジャズサウンドを作り出しています。Waltz For Ellenでは優雅でいながら情熱溢れるピアノタッチで陶酔ものです。1960年発売当初は限定200枚のリリースで中々世間には聴くことができなかったアルバムです。今聴いてもクールかつカッコ良いジャズ名盤です。
Walter Strerath Trio    [ Fly to Brazil ]
繊細でいて力強いタッチ。たくさんのピアノ音の粒を奏でていても間の使い方が絶妙。ドイツ人のピアノトリオのボッサジャズです。ピアノ、ベース、ドラムの各パート全てがバランス良くそれぞれの主張の仕方がすばらしいです。叙情的に演奏されがちなスタンダードナンバー「枯葉」ではアグレッシブなラテン調で疾走感溢れています。また、ドラムのスティックワーク、ベースのフレーズもイケてます。正当派モーダルジャズの名盤です。1975年リリース。
AILDO MELLO   [ Pode Crer ] 
かなりレアなアルバムでほとんど出回っていないものです。ブラジル人という事位でこの人に関する情報もほぼありませんでした。サンバ系をメインに構成されているアルバムです。丁寧に甘く歌うヴォーカルとバックのコンボ、ブラス、コーラス隊が音に厚みを出してグルーブさせてくれています。 歌詞の割り当て方などセンスが良く、曲調もメロウでいて力強いです。1975 release
Nuyorican Soul  [ Nuyorican Soul ] 
ルイ・ヴェガとケニー・ドープのユニットでハウス・ミュージックで超有名なアルバムですが、一曲だけ他の曲調とは違い際立つ曲があるのでピックアップします。ジョージベンソンのYou Can Do It (Baby)です。まるでなでるかの様に奏でるギターソロで始まりるこの曲は静けさと哀愁に満ちていますが、徐々にリズムとギターが溶け合いジョージベンソンのスキャットも混ざってきます。しかもこのスキャット、ギターソロと同じメロディーで歌うという荒技をやってのけています。 粋でクール、セクシーでスィート。まさにアルバムコンセプトどうりニューヨークとプエルトリコの融合が生み出した逸品の曲です。1997 release.
Chucho Valdes  [ Chucho Valdes ]
キューバジャズを代表するのピアニストChucho valdes。10代ですでにプロピアニストになり、70年代には伝説のフュージョンバンドIrakereを結成。その後も父親ベボ・バルデスとのピアノデュオやロイ・ハーグローブとの競演と精力的な活動で現在も現役です。躍動感に溢れるピアノタッチ。そして激情の旋律は聞き手の心を熱くさせていきます。1974 release. 
The Dudley Moore Trio   [The Dudley Moore Trio]
俳優とコメディアンそしてピアニストとして活動していたイギリスのダドリー・ムーア。メロウでいてエネルギッシュ。曲の展開やピアノタッチまで聴き応えのあるPop and Circumstanceは一度聞いたら印象に残る曲です。そしてクールでテンポよいジャズボサのAmalgamはまさに正当派のモーダルジャズです。1969 release. 
QUANTIC   「THE BEST OF QUANTIC」
2011年で活動10年を迎えたQuantic(ウィリアム・ホランド)の集大成ベストの中からの1曲。サルサ、クンビア、レゲエ、ファンク、ジャズなど様々な演奏スタイルだが、Quantic & Nickodemus feat. Tempo & The Candela All-Starsの名義でリリースされているMi Swing Es Tropicalがなんとも土臭く陽気でいて男臭い。ポジティブでとても良いです。2011 release. 
Kip Hanrahan 「DESIRE DEVELOPS AN EDGE」
パーカッショニスト キップハンラハンの衝撃の2ndアルバム。ジャックブルースもボーカルとベースで参加しています。3本のクロスしたベースとセクシーな歌声、そして徐々にこみ上げてくるパーカッションでニヒルで独特な世界観を作り出している「TWO 」 。うって変わり灼熱の太陽の下でのパーティーチューン「WHAT IS THIS DANCE, ANYWAY」や「DON’T COMPLICATE) THE LIFE」もキップハンラハンの中では珍しい熱気溢れるアップテンポ曲です。哀愁のメロディーを小刻みなコンボと泣きのサックスで上手に緊張感を作り出している「ALL US WARKING CLASS 」。様々なタイプの曲で構成されながらもアルバムの統一感は損なわれていない名盤です。